アジアの人々とともに遺跡や周辺の景観・環境を守る、その担い手となる住民の貧困からの脱却と経済的自立、
安全で健康な生活が送れる社会‐持続可能な社会の実現を目指し、その手助けを今出来ることから一つずつ推進して参ります。
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① カンボジア王国世界文化遺産プレアビヒア・エコビレッジ地区美しい森つくり活動
<「トヨタ環境活動助成プログラム」2019年度助成事業>
●2020年1月~12月
当事業を通じて、世界遺産を保全保護する地としての開拓と共に、地域の共同体開発や環境保全思想の定着を目指します。
住民が森林整備や環境保護活動をとおして、地域連携の大切さを実体験するとともに、世界文化遺産の保全保護に資する地域の創成を目指します。
これから、毎月、現地での活動を報告いたします。
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② 遺跡周辺の自然環境保全(植林や植樹、花、薬草園、美しい森をつくる)
<公益社団法人 国土緑化推進機構「緑の募金」公募事業>
●2012年7月~2019年6月
エコパークを中心に植林活動を続けています。とくに「実のなる木」「花の咲く木」を
中心に植林を進め、村の緑化を推進しています。また、植林した樹木の活着率を高めるため、乾季用の井戸掘削・給水システムの構築も行っています。
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③地域住民の人材教育、農業‐農村開発支援(プロットファーム、無農薬農業研修)
<東京倶楽部文化活動助成金対象事業>
現地ではカンボジアの人たち(留学生)と手を携えて新しい農村(エコビレッジ)作りが始まっています。
この住民の組織化、リーダー作りが最初の課題です。
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③ 将来の担い手となる子どもたちへの教育支援
<世界文化遺産・環境保全教育>
文化遺産と周辺自然環境保全、地域住民が共生関係にあることを理解し、自ら守り、育てると言う使命を先ず子どもたちに託すことから始めています。
A:小学校で学校生活における清潔・整頓等生活習慣教育を実施教材配付、校内清掃、スローガン看板設置、ゴミ分別小屋建設、園芸活動等
B:世界遺産寺院での小学生写生大会開催‐世界遺産と森を守るビラ配布等
C:2016年2月、PVAJ学生隊12次派遣隊は地元小学生と共に、西バイラ周辺、幹線道路、小学校周辺で美化活動を行い、地元住民から熱烈な歓迎を受けました。
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④ アジア各国の人達との国際的な人材交流及び文化交流
学生隊は日本・カンボジア・ベトナム・タイ4カ国の学生と共に、プレアビヒアにて、「プレアビヒアおよびメコン地域開発をテーマとした「学生国際会議開催に向けた準備を進めています。
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⑤ エコツアリズム
<地域リーダー養成プログラム>
日本の「農園民宿や英国の「B&B」のような簡易宿泊施設をプレアビヒアの人達に紹介し、運営方法を学ぶプログラムを計画しました。このプログラムが一般財団法人 地球産業文化研究所殿から「愛・地球博成果継承発展助成事業の主旨に適合するものと認められ、頂いた助成金を基に、本年から本格的に、地域リーダー養成プログラムを実施します。
- ⑥ この世界遺産とプロジェクトを世界に広め、活動への参画を呼びかける広報活動
※プレアビヒア・エコビレッジに12ha(36,300)坪の土地を永久借用ました。当会が中心となり、この場所に世界中のNPO,NGOを集めエコビレッジ支援の拠点地とします。